精油、エッセンシャルオイルのこと
精油、エッセンシャルオイルのこと
精油は植物がもつ香り成分を取り出したもの
一滴に数え切れないほどの香り成分が凝縮した植物の貴重なエッセンスです。
1 精油の持つ性質
精油は揮発性の性質
精油は揮発性の性質で、小皿などに垂らしておくだけで少しづつ揮発します。
使用後はすぐに蓋をしましょう。
精油は油脂とは別物
精油は油という字がついていますが、油脂とは別物です。
油に溶けやすく、水には溶けにくい性質があります。
精油は引火性がある
精油は火が燃え移りやすい性質です。火のそばに置かない、使わないことに注意しましょう。
2 精油の選び方
1 アロマテラピーの専門ショップで、信頼できるメーカーのものを選びましょう。
2精油を選ぶときに確認すること
・100%天然成分であるか
・学名、原産国、栽培法、抽出部位、抽出法、品質保持期限、ロットナンバーが明記されているか
パッケージのラベルなどの表記をしっかりとチェックしましょう。
3 精油を安全に使用するために
原液を直接肌につけない
香り成分が高濃度に含まれているため、原液のままでは刺激が強いです。原液が皮膚についた場合、水でしっかりと洗い流します。
精油を飲用しない
日本では精油は『雑貨』として扱われます。飲むこと、うがいに使用することもおすすめされていません。
精油が誤って口の中に入ったら、大量の水ですすぎます。飲み込んでしまった場合、吐かせずにすぐに医師の診察を受けます。
精油を目に入れない
目は皮膚よりもデリケートなので、精油がついた手で目をこすったりしないよう注意しましょう。
目に入った場合、大量の水で洗い流し、医師の診察を受けてください。
子どもやペットの手の届かない場所に置く
誤飲などの可能性があるため、保管場所に十分注意しましょう。
持病のある方、妊産婦の方、子ども
治療中の方、薬を処方せれている方は、使用する前にかかりつけ医に相談してからがおすすめです。
妊産婦の方は、体調に相談しながら、芳香浴以外は十分注意をしてください。
3歳未満の乳幼児は、芳香浴のみにしましょう。3歳以上の子どもでも、大人と同じ量は使えません。成人の10分の1濃度から始め、様子を見ましょう。
4 精油の保管について
・直射日光の当たらない冷暗所に保管しましょう
・開封後1年未満が保存期限の目安です。柑橘類の精油は変質しやすいので、半年を目安に。
5 紫外線に気をつけたい精油
日光などの紫外線に反応することにより、皮膚に炎症や色素沈着を起こす可能性のあるものがあります。
この反応は光毒性と呼ばれ、光毒性のある精油を皮膚に使用する場合は注意が必要です。
(例)グレープフルーツ、レモン、ベルガモット
いくつか注意する点を気を付けて使用すれば、気分転換やリラックス、肌のケア、お家のお掃除、などなど。精油はいろんな場面で活躍してくれます。
植物のエッセンスが詰まった精油は、忙しい現代で、手軽に自然と触れ合える方法のひとつになるのでは、と思っています。
植物の力や、毎日の習慣で体や心を整える方法を発信しています。
みっこ